今回の試写会は、映画ではなくDVDの鑑賞会。
『 キングダム -見えざる敵 - 』
4/10のDVD発売を記念しての、試写会でした。
しかもですね、この試写会・・・・会場がお寺だったんですよ!
お寺で試写会ってだけでも、「えええぇ!?」って感じなのに、
『 キングダム 』は、こう・・・・戦争や争い、テロを描いている作品なので、
ホントに大丈夫なのかなぁ?と、行くまでちょっとドキドキしていました。
でも、観終わってなんだか分かった気がしました。
テロって結局、(そうでない場合も勿論あるけど)宗教の違いであったり。
主義・主張・主観の違いであったり。
奪おうとしたり、奪われまいとしたり、奪われたことへの報復であったり。
この作品を観ると、
『 宗教ってなんだろう 』
『 キリスト教徒とイスラム教徒、人間としての違いなんてないのに・・・ 』
などなど、色々な思いが湧きあがってきて、特にラストは なんだか複雑な気持ちになりました。
そういった事を考える場として、お寺が会場っていうのは最適だったと思います。
あ、お寺といっても、予想してたのと違って、ビルの中だったんですけどね(笑)。
会場内は、こんな感じでした。
ご住職が、「ご家庭と同じように寛いでくださいね。」とおっしゃってくださって、
椅子だけでなく、床に伸び伸びと座るのもOK!
さらに、三洋電機さんが協賛だったので、そちらで販売している家庭用の
プロジェクター&スピーカーを使っての上映でした。
今の時代って、家庭用でもこんなに音も映像もいいのね・・・・と、
映画と関係ないところでも感心していた、私でした(笑)。
昔 部活で、映写機からプロジェクターに機材を変更する時に、色々と見て回ったけど・・・。
こんなにいいの、この値段でなかったもんなぁ。
あ、それとですね。
開映前に、4名様にTシャツプレゼント!というイベントをしていまして。
偶然にも、「9月が誕生日の人~。」というのに該当したので、1枚頂いてきました
編集長さん、ありがとうございました
『 キングダム -見えざる敵 - 』 ストーリー
9.11以降、ブッシュ政権による対テロ政策によって亀裂を深めるアメリカとイスラム世界。
中東問題が緊迫の度合いを増していく中、サウジアラビアの首都リヤドで、自爆テロが発生する。
ターゲットとなったのは、石油会社で働く外国人たちの居住区。
休日、ソフトボールの試合をする子どもたちと、それを応援する人々。
そんな幸せな風景が、一瞬にして地獄絵図と化すが、それは囮でしかなかった。
数時間後、現場には事態収拾のため、FBI捜査官や医療関係者が集結。
そしてそこで、彼らを狙った“時間差攻撃”ともいうべき2度目の爆弾テロが起こったのだ。
死者100人以上、負傷者は200人を超えた。
絶対君主制の王国 サウジアラビア-キングダム-で起こった、在住アメリカ人を狙った
テロ殺害事件の捜査のため、仲間の捜査員3人とともに現地に赴くフルーリー。
同僚の死と多くの犠牲者に、怒りに燃える彼らに許された時間は、しかし、たったの一週間。
他人を犠牲にしても、私腹を肥やそうとする資産家たちや、一筋縄では行かない政治家たち。
そして、西側諸国を目の敵にしているテロリストなど、それぞれの思惑が複雑に絡み合い、
やがて 捜査官たちの命もが危険に晒される・・・・。
アカデミー賞受賞俳優ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー。
『 エイリアス 』のジェ二ファー・ガーナーなど、知名度・実力ともに兼ね備えたキャストが競演。
天才とも評される多才な監督ピーター・バーグと、話題作目白押しの注目の脚本家
マシュー・マイケル・カーナハンが、実際に起きた事件をヒントに オリジナル脚本を作成し、
緊迫感溢れるサスペンスに仕上げている。
奪わず、侵さず、羨まず・・・・・で、それぞれの国が、それぞれの国(場所)で満足して
生きていけば、戦争もテロも無くなるのかなぁ?
でもきっと、隣の芝が青く見えて、欲しくてたまらなくなるんだろうな。
だから、原油目当てにサウジアラビアに群がる人たちは減らない。
その恩恵は、確かに私たちも受けているんだけど・・・・ね。
ハリウッド作品には珍しく、勧善懲悪で終わらせていない辺り、私は良かったと思います。
(主人公サイドがヒロイックに描かれているのは、まぁ・・・・いつも通りですが)
大事な人をテロで失い、悲しみにくれるFBIの同僚への慰めの言葉と。
西側諸国を目の敵にする テロ集団のボスが 最後に遺した言葉と。
ラストのその2つの言葉を、ぜひ聴いて欲しいと思います。
憎しみの連鎖は、止められないのでしょうか・・・・・・?